樹木葬

~ 萩の里山で行う自然葬のご案内です ~

里山再生について

あなたの樹木葬が、萩の里山を守るのにほんの少し役立ちます

『豊かな自然』という言葉に美しい田園風景や田舎の山々を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
里山とはこうした風景のことを言います。実はこれは原始の森とは違い人の手により作られてきたものです。『自然』と人間が上手に共存するために築き上げられた先祖の知恵の結晶なのです。
豊かな里山は原始の森とは違う安定した穏和な水と恵みをもたらします。穏和な里山がやさしく人の生活を包んでいてくれたのです。
しかし、産業の主体が農林業から商工業に変わっていった日本では、里山は人の手を離れ放置されるようになりました。人の手により秩序が作られていた里山は、人の手を離れてもそのまま原始の森に戻りはしません。原始の森の秩序を持たない山野は病んでいき崩れるように荒廃していきます。これは人に飼いならされた動物を野性に戻すのが難しいのと同じです。
一方で今では山野が人に使われるのは山が切り開かれていくときばかりです。人口の増加と核家族化により増えつづける墓地も、こうして少なからず自然を切り崩していっています。
切り開くのとは違う形での山野の利用の必要性。そうした問題の中で生まれた新たな文化が樹木葬なのです。

宝宗寺で行う樹木葬について

宝宗寺では裏山を樹木葬墓地として、今生えている木、地形を生かしながら手を入れていっています。ここを大型機械で整地したりしないで、かつての里山と同じように人の手で時間と手間をかけて森を育てていっています。供養料はそのためにも使われるのです。樹木葬として記念植樹を行うことが、まだまだほんの少しですが萩の里山を育てるのです。皆様のご支援をいただきたいと思います。
樹木葬が里山を守る新たな知恵の一つとして広く普及していけばとささやかながら願っております。
倒木 倒木
現在、このように適度な間伐を行うなど徐々に整備をしていっています。
間伐をしないと根が深くはれないので、このように雨で根が洗われ木が倒れるといったこともよくありました。
宝宗寺の樹木葬は墓地として認可されている里山(2005年現在は宝宗寺の裏手にある山)に遺骨を埋葬し記念植樹を行っていただいております。
この方法は環境問題に取り組んでおられた岩手県の住職が最初に実現されたもので、まだこの方法での樹木葬が行えるところは少ないのですが徐々に広まりつつあります。

「百草の会」入会のご案内

まだお墓のことはちょっとと思われるお若い世代の方は、樹木葬支援の『森と命を考える「百草の会」』を作っています。
会報やイベントのご案内などをお送りします。
正会員は 年会費8,000円
賛助会員は 年会費3,000円
樹木葬にお申し込みされなくても入会できます。
※正会員と賛助会員の違い:正会員は樹木葬契約者を中心に墓地の管理維持についての議決権がある