樹木葬

~ 萩の里山で行う自然葬のご案内です ~

お葬式 Q and A

人生最後の締めくくりとして、自分らしい葬儀を行いたい方へ

自然葬を希望される方の中には、派手な葬儀は必要ない、形式ばかりの葬儀は必要ない、と考えておられる方がたくさんおられます。でも、どのようにしたら自分の思うような葬儀をしてもらえるのかは、なかなか分からないのではないでしょうか。

ここでは樹木葬の見学にいらした方との会話をQandA方式でご紹介することにより、皆様の自然葬へのご理解に役立てればと思います。

【問】 病院その他で亡くなった時、遺体は霊柩車でないと運べないのですか?

【答】 医者の死亡診断書を持っていれば、病院から自宅などへは、ご家族ご親族の車で運べます。まれに家族でなく遠方へ運びたい時は、役所や警察に届け出て移送証明書などを出してもらう方法もあります。(例、出張先で急死なさった同僚を家族のいる他県へ連れて帰る時など。)

【問】 葬儀は葬儀社に頼まないとできないのですか?

【答】 いいえ、棺や骨壺、霊柩車など必要な部分だけ頼むこともできますし、全くご自分で行うことも出来ます。役所にお尋ねになると火葬の届け出方など必要なことを教えてもらえると思います。
当寺では、葬儀をなさらなかった方に、樹木葬の埋骨の際にご希望により読経を行っております。それでご安心いただいております。(契約金に含まれます)

【問】 家の宗教は仏教でしたが、自分は無宗教です。戒名(法名)は死後必ずつけないといけないのでしょうか?

【答】 つけるのであれば生前に
戒名(法名)とは、本来は生きている時に仏教信者となるために儀式を行って、仏教徒としての名前をいただくのですが、その名前のことです。死者につける諡号(しごう)ではありません。
戒名(法名)は本来の形で是非、生前にお受けくださるようお勧めします。どの宗派でも受けられるはずです。
戒名と同時にご注意いただきたいのが「院号」です。近年いわゆる「院号料」というような形で、お布施の金額などにより亡くなった方へのランク付けがされるかのような、誤解を与えることを行っているところもあります。院号などは要らない方ははっきりお断りしましょう。
もちろんつけなくても構いません
戒名とは先のような理由でいただく名前ですから、ご本人が希望されなければ必要はありません。また、戒名(法名)が無いとお葬式ができないわけではありませんのでご安心下さい。しかし仏式で行う場合、通常の方式に慣れた方々(お寺も含めて)が混乱されるかもしれませんので、遺言を残したり、あらかじめ周囲の理解を得ておくなどしておいた方が安心です。

【問】 葬儀の時、お寺や葬儀社にお布施の額を決められたと聞きますが、相場といっても私にはとても高すぎる金額のように思いますが、払わなくてはいけないのですか?

【答】 お布施というのは本来、気持ちがあって出すものですから、いくらと料金設定されるものではありません。故人が生前に生きる拠り所としての宗教を信仰し、お寺や僧侶とのかかわりの中でどのぐらい「ありがたい」と思ったかを死後、死者にとってはもう必要なくなった財産を、後の宗教活動のためにお役立てくださいと差し出すものですから、大昔には全財産ということもありました。
しかし、ほとんど信仰してなくて、家の宗教として付き合ってきたという状態では、それぞれのお考えで出されればいいと思います。
たまに少ないと文句を言うお寺があるそうですが、それはとんでもないことです。気に病まれる必要はありませんよ。

【問】 自分らしい葬儀をしたいのですが、自分は死んでいるわけですからどうしたらいいのでしょう。

【答】 意思表示をはっきりと契約や遺言などで形にしておきましょう
葬儀社をお使いになる場合は、生前契約をなさるといいと思います。
葬儀社を使いたくないと思われる方はNPOなどの市民団体などに頼んでおかれるか、子、孫その他ご親戚によくお願いし、「遺言」という形などではっきりと残しておかれるのがいいでしょう。
「樹木葬」も「亡くなってから持ってきてもらいます」とおっしゃる方もあるのですが、無くなった後では親戚が反対したからとかで、うやむやになってしまうこともあります。契約という形にされておかれればきちんと実行していただけると思います。

【問】 私は身内が誰もいないので、亡くなった後、樹木葬墓地まで遺骨をどうやって持って来たらいいのでしょうか?

【答】 宝宗寺では「百草の会」という樹木葬を支える会を作っています。その活動としてご遺骨の移送をいたします。費用その他はお尋ねください。